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2017年 03月 22日
一閑張りの名前の由来は、
しっかり作った物は一貫の重さの物でも入れて持ち運べるほど 強度の物であったと言う説があります。 農閑期の空いた時間にのんびりとやっていくと言うので閑という字が あてられたということも聞いています。 何かこちらの方が有力な気がして私は一閑張りを使っています。 取っ手はビニールのまま、ざっくりさせています。 ジーンズの時でも持てます。 私は水戸に通っていたころ(つい昨年3月までのことですが)一閑張りのお教室があることを知り、 習いに行きました。1年ほどでカリキュラムを終えたのですが、 で、その時に指導して下さった方は先生の代理だったようです。 1年後、先生が見えて私の作品をみていただくと、 「籠を押してごらんなさい」と言われました。 パリパリっと音がするということは、 「竹に和紙が密着していない証拠で、真空状態になっていないので、 浮き上がった和紙と竹の間から切れ目が入りどんどん広がってしまいます」 「なので浮き上がった所ははがして下さい」 「えぇーーー!何度も紙を貼り続けたのにーーーもったいないですーーー」 「はい、それでもそれは間違いで不良品ですから」と、言われ、 やむなく、はがしました。 表も裏も中側も・・・ はがしてやりなおしをしているのですが、 それでも押すと、パシャパシャ音がして、和紙が浮き上がることろが出来ていました。 それで浮きあがっているところを目打で切り込みを入れ、剥がしました。 くぼんだ下のところに貼るように思い切りたたき込みます。 切り込みを入れたところに細い和紙を貼りつけるところです。 叩きつけるのでブラシは固いものが良いです。 これは100均で3本入り位で買った物で、毛足を1センチ位に切ってます。 長いとしなってしまいます。 このように和紙が浮いているところを補修して、乾いてから2枚目を貼ります。 なので簡単に思われるこの作業は辛抱が要求され、結構しんどいものとなります。 ゆすらうめさんが載せていらした便利グッズを一閑張りでやってみようと、 籠と同じ様な要領でやってみましたが、 案の定、プラスチックには和紙はなじまず、浮いてきて、 目打ちを一か所入れると、 きれいに剥がれてしまいました。 そうでしょう、そうでしょうーーーー きれいにはがれた和紙ですが↓ ボンドが少し入っているので、 ↓ 再生に使えません。もったいないけど捨てます。 で、後ろに貼り替えたものを載せて見ました。 これっきゃないでしょ! 表面を1回貼れば、 後は同じ様に出来ると思うけど、やはり天然素材ではないので、チープなイメージで ビニールか何か貼る方が面白そうだわ。
by rui-studio2
| 2017-03-22 11:57
| 手仕事
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